ポケットモンスター アルファサファイア ポチエナ単独クリア紀行 その一
全く発信してないので知っているのは身内だけだったのですが
実はこっそりとこんな苦行に勤しんでおりました。
先日、ようやくこの行を終えましたので報告がてら記事にします。
まずは簡単にルール説明。
・ゲーム中の戦闘は全てポチエナが一任する
(戦闘方法による縛りや技の縛りは特になし)
(最初の御三家イベント戦とポチエナの捕獲戦を除く)
・冒険的に進行不能となる場所はひでん技を覚えたポケモンを同行して良い
尚、ダブルバトルに引っかからないよう瀕死の状態で連れていく
とまぁ、大まかにこんな感じです。
ではここからは時間の隔たりが大きいため、正確性が薄く、リアリティに乏しいプレイレポートをご覧ください。
っても、載せる画像はクリア後の思い出フォトグラフィーなので何の説得力も信憑性もないですけれども。基本的にジム戦の感想です。
――始まり 2014/11/22 ~ 12/1
事のきっかけは発売前。RSといえば長きに渡るポケモンシリーズの中で唯一図鑑を完成させたシリーズであり、中々思い入れは深かった。
というエピソードとか抜きにして、何だか普通にプレイすることにこの時点で飽き足らなくなるであろうことを予見していた自分とよく遊ぶ一行は、何か縛りプレー的なものをやろうということになった。
最初はタイプ縛りだの見た目縛りだの可愛げのある内容が出ていたが、それは甘っちょろいと感じた自分は「わだばポチエナ一頭でクリアする」と骨太な宣言をしてしまった。
思えばこれが悪夢の始まりであった。
ゲームを開始したのは発売日翌日の11月22日。奇しくも
山形蔵王旅行と重なった。(写真は銀山温泉街)
なので、冒険は正に旅中の旅館でスタートしたのである。
まずは生涯の旅の友となるポチエナを捕まえる。
今作はありがたい事に隠れたポケモンシステムというものがあり、これとエンカウントするとたまご技を覚えているポケモン等と遭遇できる。
当然、良い個体値のものを探す……というのは手間であり、とっととクリアして本当のポケモンのスタートを切りたかったので適当にこおりのきばを覚えているのを捕まえて、これを旅の友とした。
出会いの記録。言わずもがな、思い出したように自宅で撮りました。
ジム1戦目 VSツツジ
記念すべきジム第一戦目はカナズミシティのツツジ。いわの使い手。
たまご技こおりのきばを習得しているので弱点突いて楽勝と思われたが、特にレベル上げをしてきたワケでもなく、さしてLV差もないノズパスとの一戦は予期せぬ激闘となってしまった。
なんとノズパスを落とすのに要したこおりのきばの回数は4回であった。
ジム2戦目 VSトウキ
ポケモンの相性に詳しい方はこの縛り、ここが一番の鬼門であることに共感いただけるだろう。
ジム二戦目はムロジムのトウキ、かくとうポケモン使いである。
ポチエナはあくタイプであるため苦手な相手となるのだ。
案の定、一体目のワンリキーのからてチョップ一発で沈むという柔らかさ。
LVを上げようにも近所のズバットばかりを狩るのも気が滅入る。
そこで取った戦法がすなかけによる命中6段階ダウン作戦である。その名の通り、ワンリキーの命中を極限まで下げてからてチョップを避けるのである。更にはとおぼえで攻撃も上げ、続いて出てくるマクノシタを一撃で倒す準備を整えた。更にさらに万全を期すため持ち物もどっかで拾ったひかりのすな(回避率アップ)にする徹底ぶり。
不運にもからてチョップが当たったら泣く、といった事を繰り返し、11回のトライでようやくこの激戦を制した。
時間が経った今でも記憶している、今回の縛りを語る上で欠かせないハイライトの一つだ。
ジム3戦目 VSテッセン
ジム三戦目はキンセツシティのテッセン。でんきタイプ。
等倍同士とはいえエースのレアコイルから繰り出されるボルトチェンジで一撃で落ちてしまうという体たらく。
こうなると道具スペシャルガードで特防を上げて対応したいのだが、どうもまだ店に並んでない模様。
そこで活躍したのが終生の友となる、いばるだ。相手の攻撃を上げつつ混乱させて自滅を誘う、言わば運に頼った戦法だ。
これが見事にハマって何とか撃破した。5回トライした。
アクア団リーダー VSアオギリ
ロケット団ポジのアクア団のドン、アオギリとの対戦。
ポチエナの進化先のグラエナを使ったり、物理しかないポチエナの攻撃とミスマッチの特性、さめはだのサメハダーを使ったりと地味にやりにくい相手。
一番効いたのが混乱戦術。まるでテッセンからの報を受け、キンセツジム戦でこちらがやったことをそのまままるごとお返ししてやれと依頼でも受けたのかと感じさせる戦いであった。
ジム4戦目 VSアスナ
フエンジムリーダーのアスナと対戦。ほのお使い。
ここでも厳しいのはエースのコータス。オーバーヒートに耐えられず。
結果、しゃッらーいッ!!! がいよいよイライラしてきた頃にいばるがハマってる所、かみつくプッシュで押し切る。7回トライした。
ジム5戦目 VSセンリ
主人公の父親、トウカジムのセンリと対戦。
ナマケロ→ヤルキモノ→ケッキングとあくの強いノーマルポケモンを使いこなす。
その戦法も独特で高威力のかたきうちを狙ってくる。
何とかヤルキモノのは耐えられるが、才能の塊であるケッキングのは素では耐えられず。
方法としてはケッキング出撃後にきまってあくびを使ってくるので、それと特性なまけとの隙を突いて能力上昇アイテムを積んで勝利を掴んだ。4回トライした。
ーーここで一息、冒険模様
・一頭では乗り越えられない壁がある
ポケモンには戦闘のみならずフィールドでも使用できるわざ、ひでんわざを駆使しないと進行不能になる場所が数多く存在する。
ポチエナもひでんわざを覚えられることは覚えられるのだが、ひでんわざは自由に取り外せない特性があるため、みだりに技ストックを潰してしまいたくはなかった。(ちなみにいわくだき一種のみ覚えられる)
なので、フィールドではどうしても力を借りなければならないポケモンたちがいた。
戦闘では出すことができなかったが、我が旅を助けるために力を尽くしてくれた彼(彼女)らをこの場を借りて紹介させてほしい。
・ツチニン(NNいあいぎり)
∟名前のまんま。序盤でアイテムの欲しい所に適当に覚えそうなのを捕まえた
次第。後半、トロピウスに仕事を奪われる
・ジグザグマ(NNいわくだけ)
∟いわくだきとなみのりを担当。いわくだきもさることながら、なみのりも
同僚のホエルコに覚えさせるのが面倒、という理由で長らく愛用された。
・トロピウス(NNばんのうクン)
∟いあいぎり、かいりき、そらをとぶ、フラッシュを担当。見ての通り、
冒険に欠かせないわざをこれでもかと覚える。
・ホエルコ(NNしんかい)
∟かいりき、たきのぼり、ダイビング担当。かいりきが被ってしまっているが
基本最小限のポケモンしか連れてかないので、どっかしらで入り用になった時
適当に覚えさせたかと。でもなみのりは覚えさせないという横着ぶりである。
なんか面白い名前付けた気がしてたのでニックネームも載せたが、そんなことなかった。
・ジムリーダー以外のトレーナー戦
一応、記事の大元は印象的なジム戦ばかり取り上げているが、道中でバトルを仕掛けてくる一般トレーナーの中にも、自分泣かせな奴らが結構いた。
まずはお察しの通り、からておうとバトルガールだ。
かくとうポケモン主体のパーティである彼らとの対戦は毎回死闘が繰り広げられる。ヒドい時にはいばるを乱発してもはや神にしか委ねられない。バトルガールのビジュアルは好きでとても眼福であったが、いざバトルとなると血眼となって戦いの行く末を見守るのだった。
次に泣かせてくれたのはエリートトレーナーである。その理由はバランスの良いパーティ編成、その中にいるかくとうタイプ、そして道具を使ってくる所にある。
普通にやり合っても強敵のエリート様なのだから、ポチエナ一匹従えて完全に旅なるものを舐め腐っている一トレーナーとしては脅威中の脅威なのである。
所感ではあるが、他トレーナーに比べエリート様のポケモンは強く感じられるし、また命令も適切な気がしてならない。そんなエリート様の使う天敵のかくとうポケモンが弱くないハズないのである。
そして何よりもあと少しで倒せる、という望みを完膚なきまで破壊してくれるジムリーダーよろしく回復等々のアイテム使用も見逃せない。ダンジョンなどではPPが心配になる場面も多々あるし、耐久戦ができる余裕は基本的にこちらにはない。そんな所でこのような酷い仕打ちをしてくるのだから、マジでエリートアレルギーになってしまいそうである。
現に先の話だがチャンピオンロードのとあるかくとうタイプ中心のエリート様は、避けられない位置に御座してこちらをボッコボコに叩きのめしてくれた。ジムリーダー並(10回近く)に再戦させられたのは忘れられない。
最後にやはりハルカ&ミツルは外せない。
基本はエリート様と一緒だが、彼らにはメガシンカがある。
メガどころか普通の進化すら許されてないポチエナにとって彼らのエースは腹を空かせた猛獣に見えていたに違いない。
特にハルカは自分がなんのけなしにアチャモを選んだばっかりに、ラグラージというタイプと耐久性に優れたポケモンを連れていた。
LV差はけっこうあったが、やはり生まれ持った種族の差というものは努力のみではそう簡単に埋まらないのである。
どうにかいばるで対処していた、そんな悲しい記憶しかない。
と、コーヒーブレイクのつもりで書いたらずいぶんダラダラ書いてしまいました。内容も一息どころか深いため息が聞こえてきそうなものが多くスイマセン。
ジム6戦目 VSナギ
ヒマワキジムのナギと対戦。ひこうポケモンの使い手。
といっても、ひこうは1タイプに留まってるのが少なく2タイプばかりである。
特筆すべきはまずエアームド。コイツはポチエナも最初からずっと使い続けているすなかけを覚えており、これで3段階も命中を下げられるハメに。対するエアームドは特性するどいめで命中が落ちない仕様!(特性、ちょっとあやふやです)
ここでポケモン一匹縛りならではの窮地に陥ります。
ポケモンでは下がったステータスは一度引っ込めることによって一気に解消するのですが、当然それは使えず。他の解消法としてコツコツ1ターンずつヨクアタールを積む方法がありましたが、そうする余裕もなければそもそもヨクアタールを持っていませんでした。
そんなワケで強引ではありますが当たりにくい中でかみくだくを連発してエアームドを倒します。
しかしそんな状態で次に相対するはペリッパー。物理防御に優れ、はねやすめで体力を回復できる……と聞けば、どんなことになるか想像しやすいでしょう。
一撃では落とせないペリッパーに攻撃を繰り返すも、外した隙に回復されるのです。
それだけならまだしも、コイツはみずのはどうをも覚えていて追加効果でこんらんまでもらってしまえば更に攻撃のチャンスが減ってどうしようもなくなります。
ぶっちゃけソフトリセットしてやり直した方が早かったでしょうが、意地になってしまった自分はただアイテムばかり浪費し、最悪PP切れを待とうという悪あがきも頭に浮かぶほどでした。
はたしてその時は訪れました。言ってもはねやすめのPPは10なのです。
回復できなくなった所を相変わらずの当たり辛いかみくだくで押し切り、大将のチルタリス! は幸い、大弱点のこおりのきばが一発命中して難なく倒せました。
ここは1回のトライでクリアしましたが、結局かなりの時間がかかりました。
ジム7戦目 VSフウとラン
トクサネジムのフウとランと対戦。エスパーポケモンの使い手。
なのはいいですが、このジムは対戦方式がちょっと特殊です。
この双子? と戦うには手持ちポケモンを二体揃えないとダメなのです。
一匹縛りを根本的に否定される辛辣なお言葉を頂戴。
これではゲーム進行不可になってしまうため、特別ルールで一匹用意することに。
もちろんフツーに戦えてしまうのを連れてきては趣旨に逸れます。
そこで近場の海でボロのつりざお一振り……よしコレで文句ないだろう!
というわけで哀れにもはねることしかできないコイキングを連れていざ勝負。
一応、コイキングが落ちるまでポチエナは意味のないアイテムを使って何もせずターンをやり過ごします。あくまで一匹でソルロックとルナトーンの相手をするのです。
名前通りにコイキングが落ちたのが開戦の合図。
相性的にこちらが有利。両者にかみくだき一発ずつ放ち、前のジム戦と打って変わって高速でクリアしました。
ここから12月中旬、1月中旬、7月中旬とでプレイしていくことになります。
何だか思ったよりも結構な長さになってしまったため、とりあえず今回はここまでとします。
次回をお楽しみに~